「きみはいい子」ー小樽市

『きみはいい子』は、中脇初枝による連作短編集。
児童虐待を題材に書き下ろし、2012年にポプラ社より刊行。
新興住宅街を舞台に、育児放棄や児童虐待を“される側”のみならず“する側”の問題にも焦点を当てて書かれた作品です。第28回(2012年度)坪田譲治文学賞受賞作。

呉美保監督が、同名短編小説集を映画化。
5つの短編から成る原作から、「サンタさんの来ない家」「べっぴんさん」「こんにちは、さようなら」の3編を1本の映画にしました。
真面目だがクラスの問題に正面から向き合えない新米教師や、幼い頃に受けた暴力がトラウマになり、自分の子どもを傷つけてしまう母親など、子どもたちやそれに関わる大人たちが抱える現代社会の問題を通して、人が人を愛することの大切さを描き出す。

出演は高良健吾、尾野真千子のほか、池脇千鶴、高橋和也ら。2015年製作

小樽がロケ地です。
「運河」などは出てきませんが、ウィングベイ小樽やそばの「築港臨海公園」がでてきます。