北の零年ー新ひだか町

稲田家上陸の地

左の写真は

淡路島から集団移住した稲田家上陸の地です。旧JR静内駅から更に南下し東静内駅を過ぎて春立駅に向かう国道235号から少し入ったところに春立漁民センターがあります。
その隣にあります。

稲田騒動はこちらに書いています。

 

北の零年(きたのぜろねん)は、2004年製作、2005年公開されました。主演は吉永小百合。

明治3年5月13日(1870年6月11日)に起こった庚午事変に絡む処分により、明治政府により徳島藩・淡路島から北海道静内へ移住を命じられた稲田家と家臣の人々の物語です。

「海を渡り、北海道へ辿り着いた総勢546名の移民団。彼らは自分たちの新しい国を建設するとの希望を胸に、凍てつく原野に立ち向かう。
移民団の中心的存在である小松原英明(渡辺謙)の妻、志乃(吉永小百合)も、慣れない新生活に苦労していた。しかし、弱音を吐くことなく前向きな気持ちを持ち続けていた。
やがて英明は酷寒の地でも育つ稲を求めて、一人札幌へと旅立つ。
しかし、志乃と娘の多恵(大後寿々花)が待てど暮らせど英明は帰ってこない。
ついに志乃と多恵は、英明を探すため札幌へと向かう・・・。」

北海道夕張市にロケセットが作られ、撮影されました。
他に静内町(現新ひだか町)、浦河町、浦幌町などで撮影されいます。
「映画のセットを残してほしい」という要望があり、「殿の屋敷」や「志乃の家」等のロケセットの一部が夕張「石炭の歴史村公園」内の「北の零年 希望の杜」に保存されました。

ただし、実際の稲田騒動で上陸した事実と「北の零年」では違いがあります。