明治4年<廃藩置県>約200万人の大量解雇
明治4年7月14日に、藩を廃止して地方統治を中央管下の府と県に一元化しました。
明治2年6月17日、274大名から版籍奉還が行われ土地と人民は政府所轄となっておりましたが、各大名は知藩事(藩知事)として統治したので江戸時代と同じでした。
廃藩置県は全国約200万人に上るとも言われる藩士の大量解雇となります。
藩は県となって知藩事(旧藩主)は失職し、東京への移住が命じられます。
各県には知藩事に代わって新たに中央政府から県令が派遣されました。
明治4年10~11月に3府72県に統合されます。
その後、県の数は明治5年69県、明治6年60県、明治8年59県、明治9年35県
と合併が進み、明治14年の堺県の大阪府への合併をもって完了。
更に、明治22年に3府43県(北海道を除く)となって現在の形に落ち着きます。