明治45年<夕張炭坑爆発>
4月29日 | 北海道夕張炭坑爆発 269名死亡 |
1912年(明治45)に、北炭夕張炭鉱(第一坑第二斜坑ほか)で、ガス爆発事故が起こり、死者269人、負傷者4人を出しました。
夕張炭鉱の第一坑第二斜坑北一番で午前11時に起き、爆発の勢いは猛烈を極め、主要坑道は一気に落盤し、勢い余ったガスが炎となって坑口から吹き出しました。
付近にあった事務室、安全灯室、扇風機座を半ば破壊、作業中の運搬夫6名が即死しましたが、会社では延焼を怖れ、直ちに現場の北一番と北二番の坑口を密閉しています。これによって、入坑中の坑夫を含め269人が死亡、4人が負傷するという大惨事となりましたが、爆発の原因は発破による炭じん爆発と推測されてきました。
尚、この年の12月23日にも、同炭鉱の第二斜坑ほかにて爆発事故が起き、死者216人を出しています。