太鼓山(たいこやま)
檜山郡厚沢部町にある標高171mの山です。
厚沢部町市街にあるため、山頂までおよそ30分と地元では古くから親しまれています。
何故太鼓山と名付けられたかというと、山頂で強めに足踏みしたり飛び跳ねたりすると、音が明らかに違って聞こえ「ドンドンと太鼓」をたたくかのような音が返ってくるからです。
下に空洞があるかのような鈍い音が鳴り、振動があって周囲の地面も揺れているように感じます。三脚を置いて飛び跳ねた動画を撮ると、カメラ自体の揺れも確認されるといいます。
大正時代に蛾虫小学校(現在の厚沢部小学校)の先生、安藤市兵衛氏が子供たちと山に登った際、皆が足踏みして地鳴りするのを聞いており、「これは太鼓山だ!」と大声で叫んで喜んだと記録され、以来、町民の間では太鼓山と呼ばれ親しまれるようになったと伝えられています。