ヤオロマップ岳
昨年になりますが山岳遭難があった山です。
2020年9月3日午前5時35分ごろ、日高管内新ひだか町静内高見、ヤオロマップ岳(1794m)の山頂付近で男性が倒れているのを、道警の山岳遭難救助隊が発見、男性を救助したが死亡が確認されました。
同署などによると、遭難者は8月30日午前、「風雨がひどく、寒さで動けない」と119番。
同日午後、悪天候でヘリでの捜索ができないことを伝えると、「自力で下山する」と話したという。同日夕以降、本人との連絡が途絶え下山が確認できなかったため、同隊が捜索を開始。登山道脇の茂みの中で倒れている本人を発見した。
「ヤオロマップ岳」とはヤオロマップ川の水源の山の意。
ヤオロマップ川は今の大樹町尾田の歴舟川本流の、ヌビナイ川、中ノ川の合流点より上流のこと。アイヌ語のya or oma p[陸・の中・にある・もの]で、歴舟川が標高150m附近から上流に向けて延々と平野の中に細く深い河谷を穿って流れていることを指しているとの説があります。