台場山(だいばやま)
函館市と旧南茅部町を結ぶ道道83号、昔の川汲山道の川汲峠の北側に位置する山です。標高491mの山ですが、箱館戦争の古戦場として有名な山です。
1868年(明治元年)10月末、森町の鷲の木に上陸した旧幕府榎本軍の新選組副長・土方歳三率いる支隊400人余は、砂原、鹿部の海岸道を進軍して川汲に至ります。東蝦夷地三険の一といわれた川汲峠で、官兵に土方支援の小隊で夜襲をかけ、山頂を占拠。翌朝、川汲湯元宿陣の土方軍の主力が、鱒川峠から上湯川を経て五稜郭に入った・・・という歴史的由緒のある山です。
その後、山頂に砲台を築いたのが山の名の由来になっています。