ハッカ成金

北見のハッカといえば、世界中に売り出されて有名なもんだった。
むかしの北見は鉄道はないし、馬車もない。
馬の背に荷物をつけて運ばなくちゃならないから、畑の作物は軽くて金めになる物がいいっていうわけで、ハッカが急に広まった。

ハツカというのは、ヨモギにクローバーの葉っぱをつけたようなもので、秋にかりとり、せいろでむしてハッカ油を取るんだ。これがたいした値打ちもくで、ビール日本分が米一俵になったくらいだ。それが何百本も取れるのだからたまらない。
長い間汗水流して荒れ地をおこしてきて、初めて大金を手にしたもんだから、血が頭にのぼっちまって、変なおっちゃんたちが何人もいたということだ。

北見市の旅(ハッカ記念館)