二風谷ダム 10 土砂の流入が激しい二風谷ダム
並々ならぬ苦労の末に二風谷ダムが完成しました。
しかし、このダムはこれで終わりではありませんでした。
土砂の流入が激しいダムとなりました。
上流からの土砂の堆積が進み、総貯水容量(3150万立方メートル)の4割以上にあたる約1307万立方メートル(2008年11月時点)に達していることが、北海道開発局の調べで分かりました。
当初の計画では、総堆積量を100年で550万立方メートルと想定していたのです。
98年4月の運用開始からわずか10年余りで、その2倍以上にも及んでいることがわかりました。
開発局は「安全性に問題はない」として、当面推移を見守る方針ということでした。
二風谷ダムは、ここで終わりにします。