松浦武四郎(天塩川探検の地碑)

松浦武四郎の「天塩日誌」によると安政四年(1857)旧暦6月7日、天塩川水源の実検を命じられて四人のアイヌを道案内として丸木舟で天塩川を遡りました。

武四郎の足取りを追うと23日、朝霧の冷たさが肌をさす中をペンケヌカナンプ(朝日)に到着。ここから付近の山に登って、重塁たる連山の奥に頂上に雪をいただいた天塩岳を遠望し、「身を神の思ひぞしける雷の轟く雲の上に宿りて」という即興の句をものして、この夜はナイタイベまで戻って宿営。
24日、サツテタベツ(士別)に戻る。

ナイタイベとは上士別町21線と22線の中間地点にあたります。
道道61号線の道路脇に碑が建てられています。

絵を描いたのは、碑をバックにして朝日方面を望んだところです。