フェリーの旅

水彩画 横178㎝×縦128㎝ 2020制作

北海道旅行に来る人たちの中にはフェリーで来る人がおります。
フェリーが入港する港は苫小牧・小樽・室蘭・函館(北斗市)の四港。

団塊世代が退職するようになり、この傾向が更に増えました。
温かくなると「道の駅」で泊まる車が多くなり、ナンバープレートを見るとどこから来たのかが分かります。旅人と話しをすることがあります。

ボンゴ車を改造の男一人旅(博多)、キャンピングカー女一人旅(高知)、自前のキャンピングカーで日本一周夫婦(新潟)、埼玉の大学教授は自転車で北海道一周、岩内町で会った夫婦は奥さんが初期の痴ほう症でした。また来たいと便りがありました。
共通しているのは北海道を良く調べているということと、最低一か月は滞在するといいます。九州と四国を足しても広い北海道ですから、そう簡単に回れるものではありません。富良野では半年も滞在している人。洞爺湖で会った大阪の人は、自分の羊蹄山ビューポイントを教えてくれました。弟子屈町では女性を補佐したハーレー3人組に会いました。無線を飛ばして連携しながらの旅ということです。
旅の目的は蟹や温泉ではなく、広い北海道の気ままな旅を楽しんでいるということです。