上士別に帰省した時、学生時代に描いた場所に行ってみようと思いました。石灰の採掘山でしばらく休業していたが再開したというのです。車であれば20分くらいですが、当時自転車に画板を括り付けて出かけた懐かしい場所です。
ところが行ってみると昔の風景ではありません。50年前との比較ですから無理もありませんが、絵は観て描いているので「どのような景色」だったのか鮮明に覚えているのです。採掘場が機械化され、あるべきものがないので絵になりません。
今回のふるさとの絵で20点目になります。この風景は50年前を思い出させてくれる景色が残っていました。何の変哲もない場所ですが遠い昔の時代を感じさせてくれました。