ミヤママタタビ

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油絵 キャンバス F6 
横410×縦318 2019年制作

もう7~8年ほど前になりますが、十勝の糠平(ぬかびら)を下りてきてタウシュベツ川橋梁あたりを過ぎる頃に、林の中に鮮明な白と赤の色があるのが目に入りました。このあたりは樹林が連なる山林地帯です。
車をバックさせて覗いてみると、枝の先の葉の上半分以上、葉によってはほとんどが白や赤色になっています。不思議なものを見ました。
二度目は厚岸町から浜中町に向かう山中でした。またまた赤と白です。霧多布湿原センターに立ち寄り、受付の女性に「葉に赤や白の色が付く木は何ていうのですか」と聞きました。「ミヤママタタビといいます」と即答でした。寒い山の中で見ることができると話してくれました。
三度目は釧路町でした。この絵は釧路町の山道を走っていた時のものです。
調べてみると、マタタビ科マタタビ属に属する「落葉つる性木本」で、北海道、本州中部以北に分布し、山中に自生するとありました。東アジアでは樺太、南千島、アムール、中国に分布ということです。
その後、気を付けて観ていると札幌定山渓や中山峠などでも見ることがあります。

ミヤママタタビ