北海道命名の地

音威子府(おといねっぷ)という地名はアイヌ語の「オ・トイネ・プ」(河口・土で汚れている・もの)に由来し、音威子府川が天塩川に合流する地点が泥で濁っていたことから。
明治37年の常磐駅逓所(現在の咲来地区)の開設により村の開基。翌年、御料農業地の貸し付けに応じた小作32戸が入植。大正に入るまでに約200戸が村内各地に入植しました。

1857年(安政4年)に松浦武四郎が天塩川流域を訪れ、現在の音威子府村筬島(おさしま)付近でアイヌの長老の元に宿泊、それによりアイヌによる北海道(蝦夷地)の通称「カイナー」の意味を知る。「カイ」はこの国に生まれた者、「ナー」は尊称でした。蝦夷地を命名する際に「カイ」を取り入れ「北加伊道」という名を提案、これがのちに「北海道」となりました。