札幌市南区

南区は、札幌市の南西部一帯を占める行政区で、区域面積は札幌市の6割に達しますが、その多くは山林です。区域の大半は支笏洞爺国立公園にも属する山岳地帯で、後志山地の北東部にあたります。

札幌岳、余市岳など標高1,000 mを超える山が17座あります。
豊平川上流の定山渓は温泉地として知られ、札幌市の奥座敷として観光客を集めています。

定山渓に近い豊羽鉱山は銀・亜鉛・インジウムなどを産するが、鉱量不足のため2006年3月をもって操業を休止しました。

札幌のシンボルの一つといえる藻岩山や市民の水がめである豊平峡ダム、定山渓ダムがあるほか、恵まれた自然を生かした大規模な滝野すずらん丘陵公園や軟石採掘場跡を造成した石山緑地、札幌国際スキー場、ハイキングコースなど多くの憩いの場が整備されています。
農業では市内10区中3位の耕地面積を有し、果樹栽培も盛んで、観光果樹園は市民の人気があります。

写真は、北海道で唯一の国定「滝のスズラン公園」です