野寒布岬(ノシャップ岬)

稚内市の北西部に位置する岬がノシャップ岬(野寒布岬)です。
ノシャップの語源は、アイヌ語で岬がアゴのように突き出たところを意味します。根室にある日本最東端の納沙布(のさっぷ)岬と語源は同じです。

この岬で日本海と宗谷湾を区切っており、宗谷岬は宗谷湾の最先端で緯度的には5度北に位置しています。ノシャップ岬から宗谷岬まで車で40分ほどかかります。

日本海に沈む夕陽が楽しめることで知られ、利尻冨士や礼文島を一望できる岬として人気があります。
恵山泊漁港公園、ノシャップ寒流水族館、稚内灯台、土産物屋、食堂などが建ちます。

稚内灯台は紅白の縞模様になった稚内灯台がひときわ高くそびえていて、宗谷海峡を照らしています。島根県日御岬灯台に次いで、日本で2番目に高い灯台です。高さは約43m。日本の灯台50選の一つです。

公園の中央に「イルカのモニュメント」が設置されていますが、これはイルカが宗谷海峡を通過したという昔話に基づいて作られたものです。