倶多楽湖はアイヌ語「クッタルシト」(クッタルシの湖)に字をあてたものです。「クッタルシ」は現在の虎杖浜を指す地名「イタドリ(虎杖)・群生する・ところ」の意味。
胆振管内はアイヌの人が多く暮らしていたので、特にアイヌ語の地名が多いようです。

国立公園の特別区ということもあり開発が制限されています。洞爺湖のように湖を1周できる道路はなく、地図には白老町にあるのですが白老町から行く道がありません。
湖に行けるのは隣町である登別温泉の地獄谷の駐車場から、車で7キロほど山の中を走ると標高258mに見えてきます。

倶多楽火山のくぼんだ場所に雨水などが溜まってできたカルデラ湖です。原生林に覆われているため見通しがきかず神秘的な湖といった雰囲気があります。

ところが、更に道を走ると湖畔に近づいていきます。
湖岸に下りることもできます。湖岸にはレイクハウスも建っており手漕ぎボートなどもあります。ヒメマス(チップ)釣りができるようで釣りの好きな人は一日がかりで出かけてくるのでしょう。ただし解禁期間があるでしょうから確認が必要です。