エゾカンゾウ(蝦夷甘草)   (写真は霧多布岬にて)

ユリ科

花茎は高さ80cmに達し、茎の先端に橙黄色のラッパ状の花を数個つける。エゾキスゲによく似ているが、花の色は黄色ではなく橙色で、エゾキスゲが夕方開花し翌日の昼頃まで咲くのに対して、エゾカンゾウは日中に咲いている。
北海道では海岸沿いの草地や湿った平地に群生し、サロベツ原野のエゾカンゾウの大群落は有名です。

一つの花は一日しか咲かず、朝に咲いたものは夕方にはしぼんでしまうが、次々と開花するので、結果として長い期間花を楽しむことができます。

北海道ではハマナスの赤とエゾカンゾウの黄色がよく似合います。
初夏、海岸や高山の草地で咲かせるユリ科の多年草。