モエレ沼公園は札幌の東区にあります。
この公園の整備は、札幌市の市街地の周囲を緑化しようという「緑化環状グリーンベルト構想」で始まったものです。

1979年からゴミの搬入・埋め立てが始まり、公園の基盤整備は1982年からでした。ゴミの埋め立てが終了したのは1990年。埋め立てられた廃棄物の量は約270万トン。

 

 

公園の基本設計は、日系米国人の彫刻家イサム・ノグチ。
1988年3月に札幌を初めて訪れたノグチは、ゴミ埋立地だったモエレ沼のために公園を設計したのです。

彼はそれが形になるのを見ずに同年末に死去したが、その後も基本設計に基づき工事は進められました。
2005年に最後に残された中央噴水「海の噴水」の工事が完成し、7月1日にグランドオープンとなりました。

 

「彫刻家イサム・ノグチ」は、札幌市役所の職員が良くノグチを説得して設計図を描かせたと感心します。

ノグチは丹下健三の推薦で広島平和公園の「広島平和都市記念碑」設計したのですが、日系人のため却下されました。
代わりに丹下健三がノグチの設計を元にして造られたのが今の広島の記念碑です。