札幌厚別区の野幌森林公園に百年記念塔という搭があります。北海道と命名されて1968年(昭和43年)11月に着工し、三年後の昭和46年4月から一般公開されました。百年目を記念して、高さ100mに作られています。

1962年(昭和37年)の北海道百年記念事業の準備委員会で、町村金五知事が大規模なモニュメントの案を発言。
有識者懇談会で札幌市大通に、金の北斗星と上部に明治天皇・黒田清隆・佐藤昌介・依田勉三と下段に開拓功労者10人以上の像を据えた高さ約33mの記念塔建設案を提案します。

その後、アイヌ民族や開拓事業の犠牲者の慰霊碑などの提案も寄せられましたが、特定人物に限定せず「開拓の先人に対し感謝と慰霊のまことを捧げる」「将来に向かってのたくましい北海道の建設を誓う道民の総意を込めた記念塔」の方針を決定

1967年(昭和42年)に設計公募を行い、黒川紀章ら有力者からの案を含め全国から299点が寄せられ札幌市在住(北海道今金町出身)井口健の代表するグループのものが採用されました。

札幌のどこにいても少し高台に上がれば見ることができます。
札幌を離れて旅をして戻ってくるとすぐに目に入ってくるので、ラウンドタワーの役割を担っています。

このタワーが長年の風雪に腐敗し危険になり取り壊されることになっています。今のうちに近くに行って見ておくことです。

札幌駅からJR函館本線で岩見沢方面の列車に乗り、森林公園駅で下車して歩いて20分。または、地下鉄東西線で「新さっぽろ駅「」からバスがでています。こちらが便利かもしれません。