忠類村(ちゅうるいむら)は、十勝支庁南部にあった村で現在は幕別町に編入合併しています。(2006年2月6日)
十勝総合振興局は現在19の市町村ですが、合併される前までは忠類村があったので20の行政があったことになります。現在、村は更別村と中札内村の2村です。

幕別町は幕別地区・札内地区・虫類地区と3地区に分かれており、北から南まで標高の高い山がないため広大な平地を持つ町になっています。

虫類村名の由来は、アイヌ語の「チュウルイベツ」(急流の意)より。
人口は1489人・769世帯(令和2年9月)

太古に生息していたナウマン象の化石骨が1頭分まるごと発掘されたことで全国的に知られた町です。
村には「忠類ナウマン象記念館」が作られ、大迫力の全身骨格のナウマン象がお出迎えしてくれます。

ゆり根ブランド

しかし、忠類村は元々は酪農と農村地帯です。
虫類の「ゆり根」生産の歴史は長く、昭和30年代半ばから続いています。
主に関西方面に出荷されるゆり根ですが、地元の飲食店や道の駅などでも味わうことができます。
どんなものに「ゆり根」が使われているかというと
・シュークリーム
サクサクのシュークリーム生地の中に贅沢に練りこんでいます。
・マドレーヌ
弾力のある生地の中にコロコロとゆり根が入っています。
・コロッケ
ジャガイモとゆり根の相性はばっちり。
・ゆり根ハム
切り口が花びら模様になつているハム。

写真はゆり根かき揚げ丼