国道5号で長万部を過ぎ、八雲町市街地を過ぎると山越に入ります。高速道路で言えば八雲PAのある海岸線にあたります。
右手に一本だけ奇妙に聳える木があるので、それを目印に走ります。

函館から来ると森町を過ぎて、八雲に入り野田生を過ぎた左手になります。
国道5号と並行してJR函館本線が通っており、木の奥にJR山越駅があります。
駅前に駐車場があるので休憩地点としても有効です。

山越地区は蝦夷の時代は「山越内」と呼ばれ、アイヌ民族が暮らす蝦夷地でした
ここに松前藩の関所がありました。
(実際にはJR山越駅から野田生方向に100mの地点になります)

JR山越駅は無人駅ですが、駅そのものが関所の外観をしております。
駅舎内には、江戸時代に描かれた関所周辺の様子の絵図や、それを再現した模型も展示されています。
展示物には、松前藩の蠣崎波響が描いた「夷酋列像」の複写もあります。

「山越内関所」は、1801(享和元)年に設置され1861(文久元)年に廃止されるまで、関所は蝦夷地と和人地の境として通行の取り締まりを行う地点でした。