むかわ町名の由来は、アイヌ語のムカ(水が滲み出す)、ムカプ(ツルニンジンがあるところ)、ムッカ・ペツ(塞がる川)など、様々な説があります。

明治5年に岩手県人が漁業をしながら旅宿を経営していました。鹿が多く鹿肉燻製工場も設置していたといいます。駆除のためもあると思いますが、明治8年には全道の鹿皮産額が7万6500枚と記録があります。

明治3年、開拓使が開墾者に種馬を払い下げたのが馬産の始まりで、戦時期は軍馬の需要が増え全盛期を迎えました。

むかわ町と言えば「ししゃも」の産地で知られています。
しかし、2006年、勇払郡鵡川町と穂別町の新設合併によって「むかわ町」となりました。今では、ししゃもだけでなく「恐竜の町」としても知られこことなりました。更に、むかわ町(旧鵡川町)出身である鈴木章北大名誉教授がノーベル化学賞を受賞しました。

鈴木 章氏は、むかわ町(旧鵡川町)生まれで、北海道大学、アメリカのバデュー大学での長年にわたる研究で昭和54年に「スズキ・カップリング反応」を発見しました。「道の駅むかわ四季の館」には、鈴木章のノーベル賞にいたる歴史が展示されています。

 

旧穂別町は昭和50年、地元のアンモナイト採集マニアにより発見された骨の化石が「クビナガリュウ」のヒレ足の一部とわかり大騒ぎとなります。
結果「ホベツアラキリュウ」として認められました。その後発掘されたデスモスチルスの歯、ホベツモササウルスの前肢、アンモナイトの化石などとともに穂別博物館に展示されており、穂別地区の太古はまさに海だったということを証明しています。