札幌の隣町、江別市は石狩川に夕張川と千歳川が合流する水運の町です。
更に、下ると豊平川と合流し日本海に流れていきます。
かつては石狩の河口から江別まで船の往来があり、交通の要衝として栄えた町です。

国道12号から石狩川に沿って国道337号を下って行くと国道275号にでます。
この手前は現在工栄町と言われていますが「榎本公園」があります。榎本とは箱館戦争の榎本武揚のことです。
公園の名称は、かつて榎本武揚が開拓使から払い下げを受けて農場経営を行わせた土地であることに由来しています。

公園一帯は豊平川が石狩川へと合流する要衝で「津石狩(ついしかり)」と呼ばれ江別発祥の地となります。当時は対雁番屋・駅逓もあったといいます。
それが、鉄道の敷設と国道開削で町の中心が現在の国道12号に移りました。

対雁百年碑1871年(明治4年)に宮城県からの入植者たちによって対雁村が開かれ、以来100年が経過したことを記念して、1971年(昭和46年)に建立されました。珍しく馬に乗る榎本武揚です。