「お茶の水」の水ー岩見沢市ー 岩見沢市のあたりは、一万年ほど昔は海であったろう、と言われています。地勢のわずかな動き、噴火灰の堆積、草や木の積み重なり、また、川が運んできた土砂などが、何百年も何千年も・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 124 (アイヌに文化をさずけたオキクルミー平取町ー)
アイヌに文化をさずけたオキクルミー平取町ー ずっと昔、神さまが、アイヌモシリ(北海道)を作ったことです。神さまたちが、 「それは、それは、緑美しい山だ」「それは、それは、澄んだ美しい流れの川だ」などと・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 123 (黄金のびん―夕張市ー)
黄金のびん―夕張市ー 7月も終わりに近いある日のこと、夕張の町を、一人の老人が一本のびんを片手に下げて歩いていました。この老人の名前を仙次郎といいました。 仙次郎は、昼が近くなったので、おにぎり屋を探・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 119 (首なし仏さんー豊浦町ー)
首なし仏さんー豊浦町ー 昔、貧しそうな身なりの一人のお坊さんが、どこからともなくやってきました。 肩から袋を下げただけで、他に荷物らしいものは、何も持っていません。ただ、不思議なことに、腰にはいつも・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 118 (でかけられる神さま―岩見沢市ー)
でかけられる神さま―岩見沢市ー ずっと昔のお話です。北海道がえぞと呼ばれていた頃です。 山には大きな木が茂り、熊やきつねや鹿があそび、石狩川にも幌向川にも多くの魚がたくさん泳いでいました。土地のよ・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 115 (戸をたたく亡霊 -夕張市ー)
戸をたたく亡霊 -夕張市ー 大正時代のこと。夕張市のある小学校で、新学期が始まって、ひとりの若い先生が来ました。 朝、校長先生が運動場でみんなに紹介した後、五年生の教室に案内しました。受け持ちが五年生・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 114 (シシャモのはなしー鵡川町ー)
シシャモのはなし ー鵡川町ー シシャモは、15㎝くらいの小さな魚で、秋になると産卵のために、海から川へ上ってきます。 しかし、北海道のシシャモは、不思議なことに上ってくる川が、八雲の遊楽部川や日高の・・・ (続きを読む)
北海道の昔ばなし 113 (カワウソの神とショキナー登別ー)
カワウソの神とショキナ -登別ー 昔、大平洋の東の海に、ショキナという大きなクジラの化け物が住んでいました。ショキナは、漁に来る人間たちを船ごと丸飲みにするので、人間たちに恐れられていました。 このこ・・・ (続きを読む)
北海道の昔ばなし 112 (砂金沢のザリガニ ー岩見沢市ー)
砂金沢さきんざわのザリガニ ー岩見沢市ー 玉泉園(今は廃業して跡地となっています)を、少し東山峠の方に行った、右側の小高い丘に、この辺りで一番早く雪の融ける広い斜面があります。 丘の下には、きれいな・・・ (続きを読む)
北海道の昔ばなし 108 (地獄に通じるあな -余市町ー)
地獄に通じるあな -余市町ー 北海道がエゾ地と呼ばれていたころ、余市のまちには、イヨチコタンというとても平和な村がありました。 アイヌの人たちは、魚をとったり、木の実や獣をとったりしては、仲良く分けあ・・・ (続きを読む)