つり鐘をかぶった大ダコ (江差町) 江差のかもめ島は、美しい島でした。 真っ青な海の上に、白い白いカモメが、両方のはねを思いっきり広げて、ふんわりと浮いているような、そんな島だったのです。 ですか・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 86 (石がもえた)
石がもえた 松つぁんは、鉄砲うちの名人である。 「クマうちだば、松つぁんにゃ、誰もかなわねえべ。てえしたうでだも」 鉄砲うちの仲間の間でも、松つぁんの腕まえは評判だ。酒好きな松つぁんは、いい気持ちにな・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 85 (クマとちえくらべ)
クマとちえくらべ 川下の男と川上の男が隣合って住んでいました。 ある日、川下の男は川上の男の方へ出かけていきました。そして、木の船と土の船を作り上げ、なんの気なしにひとりごとを言いました。 「誰か来な・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 84 (米と魚)
米と魚 むかしな、シャモ(本州人)とアイヌがいっしょに漁場でかせいでいたころの話だ。飯時に、アイヌの漁師が、飯の食べ方になれないのか、飯つぶを食いこぼして、そのうえ平気でふみつけていた。それを見かねた・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 83 (ネズミとヘビと大ブキ)
ネズミとヘビと大ブキ 松前まつまえの上磯かみいその沖、江差えさしから70キロ北の海上に、奥尻おくしりという、まわり8キロほどの島があります。 島には、あらしをさけるに都合のよい港がところどころにあって・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 82 (川上の長者の息子と、川口の長者の娘の話)
川上の長者の息子と、川口の長者の娘の話 「昭和59年度アイヌ民族文化財調査報告書」より 織田ステノ伝 むかしむかし、川口の長者が和人の親方と一緒に、村人を使って漁をしていました。親方は気立てのよい人・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 81 (ふしぎな力で村を救った娘の話)
ふしぎな力で村を救った娘の話 「昭和59年度アイヌ民族文化財調査報告書より 織田ステノ伝 わたしは、オタスッというところに、家族と一緒に暮らしていました。わたしは一番末っ子でした。 いつのことか、わた・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 80 (カワウソの物語)
カワウソの物語 ーハリピッ ハリピッー 知里真志保「アイヌ文学」より ハリピッ ハリピッ 川にわなを ハリピッ ハリピッ つくって ハリピッ ハリピッ 見まわりに ハリピッ ハリピッ 行っ・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 79 (カエルのうた)
カエルのうた ートーロロ ハンロク ハンロクー ある日、わたしは、天気もよいので、うかれて、草原をぴょんぴょん飛んで遊んでおりました。 ふと見ると、一軒の家の前に来ていたのです。戸口へ行って、そっとの・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 78 (ニントチカムイの小さな袋)
ニントチカムイの小さな袋 更科源蔵「アイヌ伝説集」より むかし、むかし、石狩川のカッパは頭がはげていて、人間に悪さをしたといいます。例えば、男のカッパは人間の女性を好きになったり、女のカッパも人間の男・・・ (続きを読む)

