勇武津資料館

JR日高本線の勇払駅から歩いて10分ほどのところに「勇武津資料館」があります。車で行くにはよく調べておかなければたどり着けません。
2001年(平成13年)に、苫小牧市制50周年、八王子千人同心移住200年を記念して開館しました。

勇武津(ゆうぶつ)とは

アイヌ語の「イ・プツ」(それの・入口)を意味し、それはシコツ(今の千歳市)を指します。千歳川は蝦夷地最大のサケの産地で、秋になるとたくさんのサケが日本海から石狩川にのぼり、千歳川に遡上しました。サケは加工され、美々川・ウトナイ沼・勇払川を丸木舟で下り、勇武津の湊に運ばれ、北前船で上方(関西)・江戸へ運ばれました。

幕末の勇武津会所を模した建物は、国産のスギ材で内外装され、土間にはカマド、板の間には囲炉裏が復元され、調度品などが並べられています。
更に、研究室には、八王子千人同心、開拓使三角測量、弁天貝塚出土品、アイヌ民具や北前船関係の歴史資料が展示されています。

苫小牧教育委員会のOBが解説してくれます。

左の写真は、苫小牧市役所前にあります