網走番外地

この本は博物館網走監獄に展示されていた作者伊藤一の初版本です。
作者が網走刑務所で服役した経験をもとに書いて、昭和31年に出版されました。

昭和34年に松尾昭典監督によって日活で映画化。
出演は小高雄二、浅丘ルリ子で、内容はやくざ路線ではなく純愛物語です。

網走刑務所を観光地に押し上げたのが東映のヤクザ映画「網走番外地」シリーズです。
高倉健、監督石井輝男で昭和40年~47年までに18作封切られ、内容は服役して繰り広げる監獄ドラマと、出所して事件に巻き込まれるアクションというものでした。
撮影ロケには、士別の雪原も使われていたといいます。