昭和53年、稚内開基百年を記念して、稚内公園の丘陵上に開基百年記念塔を建設しました。

北方記念館が1~2階にあり、地上80メートルの高さをもつ鉄筋コンクリート中空型の“記念塔”になっています。稚内に入るとどこからでも見ることができるのでラウンドマークになっています。

北方記念館は郷土および樺太関係の資料が揃っています。

私は二度訪れましたが、一度は間宮林蔵関係の展示が行われていました。それもかなり大がかりなもので地元らしさが良く出ていました。もう一度は郷土の開拓時代の展示でしたが、北海道中から新しい道具や機械が導入されていたことが分かりました。

開基百年記念塔は地上70メートルの高さにガラス張りの展望台があり、晴れた日には南は広大なサロベツ原野、宗谷海峡、西は利尻・礼文の展望、そして北はサハリンの島影を捉えることができます。

まさしく、360度の大パノラマが、海抜240メートルに展開し、稚内ならではの景観を楽しむことができます。