昭和58年9月1日未明、世界を震撼させた「大韓航空機撃墜事件」が宗谷岬の沖サハリン西海域で起きました。

2周忌にあたる昭和60年9月1日に、「祈りの塔」をサハリンを臨む宗谷岬の高台に建立されました。
「鶴が大きく羽を広げ、天空に首を持ち上げる姿」をしています。
事件の真相と、平和を鶴のように首を長く求める様子を表しています。
19.83 メートルという高さは事件の起きた1983 年。
16 枚の羽は遭難者の 16 カ国の母国。
269 枚の白御影石は遭難者の数である 269 名をそれぞれ表しています。

遭難者の慰霊と世界の恒久平和を願い、遺族会の資金と、稚内市をはじめとする全国からの浄財をもとに造られた搭です。

宗谷岬の高台にありますから、岬の広場からは見えません。お店の横にある階段を上がってください。その他にも見るべき碑はあります。