北海道でも屈指の景勝地

神恵内村(かもえないむら)の名の由来は、アイヌ語の「カムイナイ」(神の沢)から。
1594年(文禄3年)には、すでにニシン漁がなされていたという記録があります。1906年(明治39年)、神恵内村と赤石村と珊内村が合併してできた村。

日本海に突き出た積丹半島西側の神恵内村。地形が厳しく人が近づき難いところの由来のとおり、山を背に負い、海岸線は断崖絶壁が連なる北海道でも屈指の景勝地です。

「明治から大正にかけての神恵内は、そりゃあもう景気がいがったねぇ。神恵内くらい鰊の捕れたことなかったんでないかい。明治40年のはじめ頃だったら古宇川まで2回ほどだったか鰊があがってきたこともあったもんな。大漁が続いたもんで、みんな借金してでも袋澗さこしらえた。冬に石割り、暖かくなってから工事さ」