登別温泉
登別市(のぼりべつし)は、観光地として登別温泉、カルルス温泉を擁し北海道屈指の温泉地です。
 
江戸時代には、最上徳内が『蝦夷草紙』でその存在を記し、弘化2年(1845年)に松浦武四郎が訪れ、温泉の魅力を綴りました。
安政4年(1857年)には近江商人の岡田半兵衛が道路を開削。

安政5年(1858年)には滝本金蔵が温泉宿(今の第一滝本館)を建て、現在の道筋となる新たに道を整備。その後、日露戦争の傷病兵の保養地に指定され、全国に知られるようになります。1911年(明治44年)頃には旅館数軒を中心に50戸ほどがまとまり馬車が通じていました
 
「地獄谷」の名称が知れ渡っていますが爆裂火口の跡です。
登別温泉最大の源泉エリアで、直径約450mのエリアに、15ほどの源泉の穴が密集しています。11の泉質で、毎分3000リットルほどが湧き出しており、”温泉のデパート”とも形容されます。約4kmの位置に「カルルス温泉」があります。