黒田清隆の像

札幌市[大通公園西十丁目]
題字 町村金吾 構想 加藤顕清  制作 雨宮治郎

台座の後ろには、黒田清隆の功績を述べた碑文がある。

黒田清隆は鹿児島県の人。明治三年開拓次官、のち開拓長官に任ぜられ北海道開拓の大任にあたった。清隆はその性、明察果断にして、開拓の知識を先進国に学ぶ必要を痛感し自ら海外におもむき、知見を広めるとともに、ホーレス・ケプロンをはじめ、多数の外国人技師を招き、その進言を入れ着々開拓の巨歩を進めた。北海道開発の基礎は、まさに清隆の卓見により確立したものといふべく、その勲業まことに偉大である。ここに北海道百年を迎えるにあたり、その偉業を回顧し、功績を永く後代に伝えるため、この像を建立する。

昭和四十二年十月 北海道開拓功労者顕彰像建立期成会  会長 廣瀬 経一