三石昆布

三石町は日高管内に設置されていた町で、現在は隣町の静内町と合併し「新ひだか町」となっています。

 三石(みついし)の由来はアイヌ語ピットウシからで、小石の多い土地という意味。三石昆布が名産で小石の隙間が良いほど通気があって旨み成分が昆布に凝縮されるのだといいます。しかも干して2、3時間が勝負。長いのも特徴で天気がよければ海中の昆布は1日30センチも成長するといいます。

この昆布に正式和名(学名)「ミツイシコンブ」をつけたのがクラーク博士の教え子、宮部金吾でした。
大正7年札幌市で開道50周年博覧会が開かれた。このとき見事北海道長官賞をとり、宮内庁ご用達の栄誉を勝ち取る。以来、最高峰の昆布の座を守り続けている。