ログハウスが自慢の道の駅

奈井江はアイヌ語の「ナヱ」から転訛したもので「砂多き川」の意味。
明治3年、仙台藩一門岩出山藩主伊達邦直は土地調査のため上陸し、ナヱイとナヱ川両川口に標杭を立て開拓の準備にとりかかりました。しかし、海からは遠く物資輸送に難があるため領土の移転を申し出ます。ようやく決まった移転先も砂浜で作物には不向き、再三の申請で現在の当別町に落ち着きました。

明治23年滝川村の一部を分離、奈江村が誕生。鉄道の開通と移住地の下検分など入植の気運が高まります。明治28年奈江村より奈井江独立戸長役場を設立。12月には奈井江炭坑が発見され大きく動き始めます。
昭和11年、奈井江を砂川町より分村の動きが活発化。昭和13年、住友鉱業は大々的に採炭事業に着手し「石炭のまち」として分村は強くなります。
昭和19年、奈井江村の誕生。しかし、石炭産業の不振により、炭鉱の閉山が相次ぎ昭和47年には奈井江町最後の炭鉱、石狩炭鉱が爆発、死者31名を出し閉山。奈井江のヤマの灯はすべて消えることになりました。

JR函館本線と国道12号線が本町の中央を、東側山手には高速自動車道が南北に縦貫し、札幌市まで68km、旭川市まで68.8kmの距離で結ばれており、生活環境、農工生活消費流通、企業立地などの面でも恵まれています。

日本一長い直線道路の中間地点にある道の駅

国道12号沿い、日本一長い直線道路29.2kmの、ほぼ中間地点に位置する道の駅「ハウスヤルビ奈井江」は、ログハウス調の落ち着いた雰囲気の建物です。中には喫茶「木莵」(みみずく)、学習室などがあります。喫茶店は手作りのアイスクリームが自慢。また、地元特産品の販売スペースもあり、どちらもログハウスの木のいい香りに包まれて楽しむことができます。