南幌町は、空知総合振興局管内南部にある町です。
長く過疎地域に指定されましたが、1990年代に札幌市のベッドタウン化が進み、人口が5,000人台から9,000人台まで急増しました。

南幌(なんぽろ)町名の由来は、アイヌ語でポロモイ(湾曲して緩やかに流れる所)の説があります。幌向(ほろむい)と表記していましたが、現在の岩見沢市に同名の地名があって紛らわしいため、町制施行の際に「南幌」となりました。

明治21年、新潟県人の山田武七が家族で夕張太に入植しています。
明治25年、宮城県から石川邦光の臣下77戸が入植し、これを開基としています。

板垣 北海道移住の記憶

明治26年、三重県人の板垣贇夫(よしお)を団長とした三重団体が入植。
板垣は同年岩見沢に入植し5年間に芦別村・苫前村ほか5カ所に賃下げを受け、合計1891㌶、入植者274戸に達した人物です。

海抜7mの低地であるのと石狩・千歳・夕張の3川の氾濫との闘いが続き、加えて泥炭地であるため、村を挙げて離村を考えたほどでした。

昭和11年に夕張川新水路が完成、昭和28年国営開拓事業、北海道総合開発の一環として幌向原野1930㌶の開発が行われた結果、南空知一の水田地帯となりました。

夕張線

昭和5年に開通した私鉄「夕張鉄道」は、夕張~野幌まで通じ国鉄に接続していましたが、昭和50年に廃線となりました。

周辺は農業地帯であり駅周辺には倉庫が並び、農産物の集散地として賑わっていました。

 

 

南幌温泉 なんぽろ温泉ハート&ハート

名物 キャベツの天婦羅

平成3年に開業しています。宿泊のできる施設が整った館内には、天然温泉でゆっくりと疲れをいやし、家族や仲間と憩う、安らぎの空間が広がっています。

日帰り入浴の方は無料休憩室があり、南幌町では温泉をご利用される町民の方を対象に、町民無料入浴券を交付しております。