立待岬とは、アイヌ語で「魚を捕るために立って待つ場所」というところからきています。
この岬は、函館山の南東端にあり、北に函館市街、南に津軽海峡を挟んで天気がよければ下北半島や津軽半島を望むことができるところです。

谷地頭から岬に向かう道の途中には、石川啄木一族の墓があります。
墓碑には、歌集「一握の砂」に収められた
「東海の小島の礒の白砂に/われ泣きぬれて/蟹とたはむる」
が刻まれています。
啄木一族の墓の隣には、宮崎郁雨と砂山影二の歌碑が並んでいます。
また、立待岬には、与謝野寛・晶子夫妻の歌碑があります。