函館ハリストス正教会は、日本正教会で最古の教会の一つです。
1859年にロシア領事が領事館内に建てたのがはじまり。1861年に来日した亜使徒聖ニコライによって3人が洗礼を受け、日本正教会となり日本における正教会伝道始まりの場所となりました。
1907年に函館市内の火事によって聖堂は全焼しますが1916年に再建されました。
2006年、日本ハリストス正教会の信者は1万人。ほとんどの信者は日本人ですが、日本に在住する外国人信徒も都市部などでおります。
 
教会の分布は、草創期に仙台の人士が活躍した事もあって、東廻り航路の拠点港である石巻の流通関連地域を中心とした宮城県北部から岩手県南部に多くの教会があります。
全体的には太平洋側に多くの教会が分布していますが、北は北海道、南は鹿児島
に至るまで展開しています。現在、聖堂ないし会堂を持たない教会も含めて、日本全国に60あまりの教会があります。