25年ほど前、図書館の郷土資料コーナーに「北の春いくたび」という本がありました。上士別の地名や実在する名前が登場するので興味深く読みました。
版元に電話をして作者に会いに行きました。
戦時中に上士別小学校の代用教員として4年生を受け持っており、私の一番上の兄の担任教師でした。

作者の父親は奈良十津川村生まれ。
明治38年、18歳の単身で北海道に渡り上士別の三郷に入植しました。
その生涯を書いたノンフィクションの長編小説です。
明治~大正~昭和の上士別村の歴史がよくわかりますのでダイジェスト版にし連載で紹介します。
おそらく、北海道はどこの村も同じ苦労の連続だったのではと思われます。