幌内炭坑

市名の由来は、空知集治監の裏山が奈良の三笠山に似ていると囚人が望郷の念をこめて三笠山と呼んでいました。明治39年、市来知・幌内・幾春別の三村合併のときにこの山の名を取って三笠山村としました。

明治元年、幌内で「石炭」の炭層露出面が発見され、 明治12年幌内炭鉱が開坑され、明治15年に市来知村が開村されました。このときが三笠市の誕生です。
明治15年6月、空知集治監(現在の刑務所)が市来知(いちきしり)に設置され、11月には幌内炭坑から掘り出されました。
石炭を輸送するための鉄道が幌内と手宮(小樽)間に北海道で最初(全国で3番目)に開通明治19年幾春別炭坑が開坑し、以後石炭のまちとなります。

昭和32年には桂沢ダムが完成し湖が誕生。
その桂沢湖周辺からはアンモナイト化石やエゾミカサリュウ(国の天然記念物に指定)等の化石が発見され、アンモナイト化石のまちとしても注目を集めます。

北海道の鉄道発祥の地にちなんだ鉄道記念館、日本一のアンモナイト化石の量を誇る市立博物館、1万6百本の梅林の広がる邦梅園など、見て、学んで、楽しむ施設がたくさんあります。