北海道179市町村に、えりも町の旅(プロジェクトX~挑戦者たち~)を加えました。

百人浜から庶野まで

襟裳岬から庶野(しょや)方面にのびる百人浜の西側が「えりも砂漠」と呼ばれた赤土の荒廃地でした。
(北に向かって約8キロ)

明治になると襟裳岬にも青森や岩手、山形あたりの東北地方から多くの人が移住してきました。

ここの冬は非常に寒いし、当時は石油はなく燃料は木を伐って燃やすしかありません。先は細いが根は太い木をどんどん伐って、しまいには根っこまで掘り起こして燃料にしました。
さらに追い打ちをかけるように、バッタの大群が襲来し、わずかな草や根まですべて食い尽くしてしまいました。

そうして、襟裳特有の強風が、芽が出る前に根っこごと吹き飛ばしてしまいました。