湧別軌道(ゆうべつきどう)

オホーツク沿岸とサロマ湖の水産物輸送を主目的とした短距離区間の軌道でした。昭和5年2月に下湧別村(現在の湧別町)市街地ー丁寧(ていねい)間6.1キロを内燃動力で開業しました。一日3往復で所要時間は20分。
貨物輸送は随時運行で、積み下ろしは荷主の負担でした。

更に、丁寧ー計呂地(けろち)の延長申請をしましたが、湧網線建設の計画があり許可がおりず、昭和10年10月に湧網線が開通。
業績は一気に低下し昭和14年9月に廃止し解散しました。