胆振鉄道(いぶりてつどう)

京極線の京極停車場から喜茂別までの地方鉄道です。
倶知安村六郷で農産物雑貨商を営んでいた中村が発起人となって大正12年に鉄道敷設特許を出願しました。中村は喜茂別方面に取引を通じて知己が多く、喜茂別周辺の農・林産物や鉄鉱石を、京極線を通じて函館本線に繋ぐことでした。

昭和2年にようやく工事着工となりましたが、短区間ではありますが難航し、昭和3年10月に京極ー喜茂別間11キロが完成、一般営業を開始しました。客貨混合列車4往復で、所要時間は32分。

昭和16年に胆振縦貫鉄道と合併し解散しました。