岩内線
岩内線は、1905年(明治38年)7月に小沢 – 岩内間に岩内馬車鉄道を開通させたのがはじまりです。
1912年(大正元年)に軽便鉄道法を準用して岩内軽便線(いわないけいべんせん)として全線が開業。
1922年(大正11年)9月2日:岩内線に改称。
岩内はニシン漁で栄えた日本海に面した良港で、岩内線沿線にも茅沼炭鉱や、銅を産出する国富鉱山があり、海産物や石炭、鉱石の輸送で活況を呈しました。
しかし、ニシン漁の衰退や炭鉱、鉱山の閉山、バスやトラックの発達と道路整備により、岩内線の輸送量は客貨ともに減少し、1968年(昭和43年)には赤字83線の一つとして廃止対象とされました。
1980年(昭和55年)に国鉄再建法が成立すると第1次特定地方交通線に指定され、1985年(昭和60年)7月1日に廃止、バス路線へ転換。
小沢駅(函館本線)ー国富駅ー幌似駅ー前田駅ー西前田駅ー岩内駅
幌似駅と国富駅のホームが現存しています。
岩内郡共和町の所在地 岩内駅は岩内町の所在地