棟方志功版画碑 ー室蘭市

棟方志功は青森県出身です。室蘭民芸協会の立雲寺住職、林瞬祥らの招きで昭和31年と32年に室蘭に来て作品の展示会や実演を行いました。

日本最初の版画碑を、青森県会の神惣太次郎会長が中心となって昭和32年8月20日に室蘭水族館構内に建立しました。「室蘭板画の柵」と題し、測量山山頂から港を眺めた風景を刻んだ版画で青銅の鋳型が埋め込まれた碑です。
その後、老朽化が進み、線も不鮮明になったことから平成9 年6 月に移され新たな碑として港の文学館敷地内に建立されました。

この時の碑を私は見ています。碑は変形5 角形の黒御影石で、もっとも高い所で高さ80㎝、横180㎝、奥行き20㎝、真ちゅう製の複製板画がはめ込まれています。 ※碑は“版画碑”ではなく“板画碑”となっています。

その後「港の文学館」は移築されているので、この碑が今はどうなっているのかは知りません。おそらく新しくなった場所にあるとは思います。