コトバのない冬-由仁町

伏見台公園(由仁町)

北海道の小さな町、由仁町。
冬沙子は、この町で父の遼一と単調だが幸せな日々を送っていた。
ある日、大雪に見舞われバス停に放り出されてしまった冬沙子は、冬の間閉鎖している遊園地を管理する青年、渉と出会う。
コトバを話すことができない渉だったが、2人は不思議な心のつながりを感じ、打解けていく。
冬沙子は、単調な毎日の中に暖かな感情が湧き上がっていくのを予感していた。しかし、そんなある日、冬沙子は仕事先の牧場で落馬事故を起こしてしまう。
幸いにも大したケガはなかったものの医師から告げられたコトバ、それは・・・。

俳優・渡部篤郎の監督初作品で、原案、企画、製作、出演にも携わった。
脚本は岡田惠和。製作は2004年だが、‘08の東京国際映画祭で上映後、‘10に全国公開。海外の映画祭でも正式招待され評価された。

渡部篤郎
コトバのない冬は、北海道の由仁町というところで撮影をしました。ここは僕がすごく思い入れのある場所で、撮影で北海道に行くときは必ず立ち寄るところなんです。もともとこの企画も、由仁町で食べるご飯がすごくおいしくて、「みんなを連れて行きたい!」というところから始まったくらいですからね。」