三岸好太郎と子母沢寛ー札幌市

洋画家の三岸好太郎は明治36年にススキノの南7条西4丁目(現在の豊川稲荷札幌別院)で生まれました。豊川稲荷の入口に生誕碑が建っています。

碑文の末尾に
「厚田村で生まれた時代小説家の子母沢寛(明24~昭43)は異父兄弟にあたり、私立北海中学に学ぶなど札幌とも縁が深い」とあります。

子母沢は小樽商業学校から北海中学に転入したのは明治41年の夏、2年の2学期からでした。実母の家、ついで祖父と住んだ中島公園近くの家から通学し、明治44年3月に卒業。その後の大正4年ころ札幌木材㈱に勤め、この時期に大川タマと結婚して北9西8に新世帯を持ちました。

三岸好太郎は若くして亡くなりましたが、作品は妻の三岸節子が北海道に寄贈しました。三岸好太郎美術館として北海道知事公館の敷地内にあります。