船山馨文学碑ー新ひだか町静内田原

新ひだか町の「二十間道路桜並木」の一角に船山馨の代表作「お登勢」の文学碑があります。

春の訪れとともに、お登勢はふたたび木を伐り、根株を掘り起こし、草を焼き土を耕す毎日のなかに埋没していた。
静内から新冠にかけては桜が多いが、いつ花が咲いて、いつ散ったかもお登勢は気づかずに過ごした。(文学碑に刻まれています)

「お登勢」は、四国の徳島藩と淡路島洲本・稲田藩との、いわゆる歴史的な稲田騒動に題材を求めて書かれた作品です。
明治4年、稲田藩は北海道開拓を命じられ静内・御園の地に移住します。この時に上陸した場所にも碑が建てられています。

  新ひだか町の旅(稲田騒動)