松浦武四郎歌詠みの地ー小平市

小平市は「おびら」と読みます。
留萌市から国道232号で北上すると苫前町→小平市となり、更に延々と左に日本海を見ながら稚内を目指します。

留萌の佐賀番屋、苫前の岡田屋ニシン番屋、小平市鬼鹿の花田家番屋は、北海道遺産「北海道のニシン街道」と称し、そのうち旧花田家番屋は明治38年ごろの建設で日本最北の位置する国指定重要文化財に指定されています。

鬼鹿海岸は明治から大正にかけて、鰊の千石場所でした。

国道232号を挟んだ海岸側がにしん文化史公園になっており、「松浦武四郎歌詠みの地」の標柱とともに銅像が建っています。
台座には「当地へも四度も渡って訪れ、鰊漁場の賑わいをきわめた往時の鬼鹿の歴史を詩に残している」と書かれています。

像の傍らにアーチが架けられ、反対側の台座には
「名にも似ず すがたやさしき 女郎花 なまめき立てる おにしかの里」
という和歌が刻まれています。