北海盆唄発祥之地碑 ー三笠市

北海道の民謡。三笠市幾春別いくしゅんべつの炭鉱が発祥の地で、北海道各地でお盆になると盆踊り用の曲として用いられます。
ルーツは、三笠市の幾春別の炭鉱の盆踊りで踊られていた「ベッチョ踊り」にあります。昭和15年ごろに幾春別を訪ねた札幌の民謡家、今井篁山(こうざん)は、この地の盆踊りで目の当たりにした「ベッチョ踊り」に魅了され、これを普及させようと、「ベッチョ踊り」で歌われていた「ベッチョ節」の歌詞をあらため、多少メロディーも編曲し、「北海炭坑節」としました。

太平洋戦争後(1945年8月)、今井篁山は歌詞・曲調を見直し、三橋美智也の歌によりレコード化、大ヒットしたことがきっかけに全国的に普及しました。

三笠市幸町にある中央公園に発祥之地碑があります。

作詞 不詳     作曲 不詳

ハアー 北海名物
〔ハア ドウシタ ドウシタ〕
かずかず コリャ あれどヨ
〔ハア ソレカラドシタ〕
おらがナ おらが国さの コーリャ
ソレサナ 盆踊りヨ
〔ハ エンヤーコラヤ ハ ドッコイ ジャンジャン コラヤ〕

ハアー 五里も六里も
〔ハア ドウシタ ドウシタ〕
山坂 コリャ 越えてヨー
〔ハア ソレカラドシタ〕
逢いにナ 逢いに来たのに コーリャ
ソレサナ 帰さりょかヨ
〔ハ エンヤーコラヤ ハ ドッコイ ジャンジャン コラヤ〕

ハアー 主が歌えば
〔ハア ドウシタ ドウシタ〕
踊りも コリャ しまるヨ
〔ハア ソレカラドシタ〕
やぐらナ やぐら太鼓の コーリャ
ソレサナ 音もはずむヨ
〔ハ エンヤーコラヤ ハ ドッコイ ジャンジャン コラヤ〕